司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2019年11月

 ここ数年は司馬先生の作品を読んで先生の歴史観、考え方にふれています。他の方の歴史小説のうすい表面的な物にくらべ、一冊のなかにいろいろな人物が登場しその細かい個人についても調べたくなるのも楽しみです。これからこの先生のような作家は二度と世に出ることはないのではないかと考えております。幕末についての小説は、これからの世の中をわれわれが今後予知するための大切な作品であります。勤皇、佐幕それぞれ作品人物の主観で書かれ、公平感は作品にのみこまれます。
 頭の中の本棚、ディスプレイされた本と、資料としておさめられた本。「さあ、これが私の頭の中のごく一部だ。君はどう思う?」と、さあ読んでみろとも、どうだすごいだろとも、言われているような気がした。よく晴れた秋の今日この日は、大きなガラスの窓から光の入る本棚と、其の奥まった棚の影が、私に話しかけているように感じた。人生は短い。本を読むのも、本を書くのも、物語を思い描くのも短いものだと。そんなカッコイイことを、チョット思い、また今日も私は本を読む。まだまだ読みたい本がある。
 先月、神奈川からここ東大阪市に転勤のため、引っ越してまいりました。司馬作品との出会いは大学4年の時、先輩が卒業の際にもらった文庫版『関ケ原』全3巻でした。
 もともと歴史は好きで、吉川英治の『三国志』や『新平家物語』は読んでいましたが、『関ケ原』は衝撃的で、何故、今まで触れてこなかったのか、これまでを取り戻すかのように、その後は『燃えよ剣』『竜馬がゆく』…と次々と貪るように読んでいきました。特に『関ケ原』と『城塞』は各3回ずつ読んだかも…。短編で好きな作品は「おお大砲」。少し刺激的な描写はあるのですが、江戸~明治夜明け前の時代のエッセンスがウィットに富み、かつ凝縮されていて大好きです。
 まさか、あの時の自分からすれば、想像しえなかったことですが、今、東大阪に引っ越してきた事に勝手ながら不思議な縁を感じております。
 司馬作品中に、「政治は感情である」という言葉が出てきますが、政治の世界ではありませんが、日常の仕事の中にそれを感じ、いささか疲れもあります。この疲労感に埋没しそうな時、また、この記念館を訪れたいと思います。そういう意味では、この記念館がこの世にあることに感謝いたします。
 講演会参加のため、新潟から参りました。二十数年来、拝読していた沢木耕太郎氏の講演を聞き、お会いし感慨深い時間を過ごすことができました。三十代に『バーボンストリート』に出合った衝撃は今も鮮明です。以来沢木氏のエッセイを読み続け、最近は車中で「旅のつばくろ」を欠かさず拝読してます。『バーボンストリート』からブレることのない軸のようなものを今も持ち続けていらっしゃる沢木氏のお姿や生き方に少々打たれました。もうちょっと、ちゃんと生きていかなきゃと。自分を振り返ります。(友の会会員であったことが、沢木さんの講演に結びつきました。良い一日ででした)
 高校3年の女子です。受験生です。勉強もせずにこちらに来させて頂いたのにはワケがあります。
 私は大学で文学や創作を学びたくて、大好きな国語の先生が教えて下さった地方の国公立大学に進学したいと思っています。もうすぐ推薦入試があってその際面接があるので、大学の先生に「大阪の文学館や記念館に行ったことがありますか?」と聞かれたら、行ったことがない私は返答に困るので、ここを訪れました。いわばネタ作り(笑)。だから申し訳ないのですが、司馬遼太郎の作品は、何作か知っているだけで、読んだことがありません。私がまだ小さい3歳ぐらいの頃に親が連れてきてくれたらしいので、じゃあせっかくだしそこにしよう!というノリでした。
 でも、いざ建物に来てみると、まず迎えてくれたのは、ここが大阪とは思えない小さな森。空気がすっと爽やかになって、進んでいくと洗練された雰囲気の建物。そして天井いっぱいの本、本、本…!とても胸がいっぱいになりました。日本史で習った名前があったり、乃木希典の作品もあったり、一気に心を魅かれました。余裕ができたら、ちゃんと司馬遼太郎の作品を読ませて頂こうと思います。
 こうしたステキな記念館や文学館に、もっと若い世代が足を運んでくれるようになってほしいなと思います。読書の輪、文学の輪を広げる人間になりたいという想いが強まりました。私も、たくさんの本に囲まれて生活したい。たくさんのステキな本を描きたい!とっても楽しかったです。ありがとうございました!!
 お母さんがずっといってみたいと言っていて今日、はじめて来ました。司馬りょうたろうきねんかんの中にさかもとりょうまらしきシミがある!!と知っていたけと、ほんとうにじっさいみて本当にりょうまさんににていました。なぜ司馬りょうたろうきねんかんなのになぜさかもとりょうまのシミがたまたまかわからないけどついていたのを不思議に思いました。
 しばりょうたろうさんはすごい数の本を作っていたのにびっくりしました。
 また司馬りょうたろうさんのことを調べてみたいです。今日はよかったです。またみようかという気になりました。
 中学高校で国語科の教員をしています。中学1年の授業では、国語教室開きとして司馬さんの「二十一世紀に生きる君たちへ」を読み考えます。中学1年生、「未来」をたくさん持った、まぶしいくらいの子どもたちです。しかし、思春期を迎えて行く中学時代は、必ずしも明るいことばかりではありません。そんな子どもたちが一歩ずつ確実に前に進んで行けるよう、そんな願いを込めて司馬さんの文章を読んでいます。「自己を確立せねばならない」のところは、特に言葉に力が入ってしまいます。幕末から明治と日本の近代化に向き合い、近代日本を作った様々な人物に出会い、作品にした司馬さんを想像します。作品の人物も司馬さんも私も、そして私の生徒たちも、歴史の中にいるのだと、改めて感じさせられる記念館の空間でした。
 部活のオフ期間を利用し、東京からやってきました。私は大学で漕艇部に所属しております。部活動を行う中で、自身に対する〝力のなさ〟に悩まされる時が多々ありました。その時に出合ったのがい司馬遼太郎の『竜馬がゆく』でした。竜馬の一生を描いた作品は、当時、混乱の渦となっていた日本において、志を持った青年がいかに日本を動かしたかということが耳もとで語りかけてきました。この作品を読んだ時、〝自分はなんて小さなことで悩んでいたのか〟という気持ちになりました。以来、司馬作品には何度も助けられてきました。『坂の上の雲』などは、大会の前、気持ちが昂揚する際に、自分の姿と照らし合わせながら読んでいます。
 今年、私は20歳となりました。大人になるにつれ、少しずつ、世の中のことについて分かってきました。しかし、豊かになった現代にだけ目を向けていても分からないことは沢山あります。そんなとき、司馬作品を開くと、視野が広がると思うのです。また、現代は〝ポストモダン〟〝後期近代〟などと呼ばれ、大きな物語を失った不幸な時代とも言われています。しかし、私はかつての日本においても、いくたの危機をむかえていたと思っています。そしてそれを日本人がしっかりと乗り越えてきたとも考えています。司馬作品に登場する人物たちから、私たちは現代の困難に対していかにふるまうべきかを読みとらないといけません。
 私は現代的不幸を克服することを将来の目標にしています。司馬遼太郎から多くを学び、この目標に一歩でも近づいていく所存です。
 千葉県から来ました。司馬先生の本でいつも感動しており、一度は絶対来たいと思っておりましたが、念願かないました。この6万冊の蔵書は圧巻です。でも驚きではありませんでした。著書を読めば、このような本から詳細に調査したのだという事は想像できたからです。
 もともと、読書は嫌いでしたが、司馬先生の本を読む様になって、いわゆる〝活字中毒〟になり、読まずにはいられなくなりました。
 SNSで司馬先生の著書の感想をアップすると、とても多くのコメントをいただきます。それ程皆様に愛されているのだと実感できます。本当に来て良かったです。ありがとうございます。
 先日、東京で寄ったBook Barのマスターに紹介されて来ました。とにかく本棚がすごい!と…。本当、まさかここまで…とは思っていなかったから、びっくりと感動でいっぱいです。
 作品作りでの資料を読むのが趣味の様なものとは、先生こそまさしく作家人生を心ゆくまで実は楽しんでおられたのでは…?
 実家が近くで、母校も隣なのに初めての来館でしたが本当、来て良かったです。