司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2018年8月

夏休み、子どもさんの言葉が多くみられました〈事務局〉

 私は中1の女子です。しばさんの作品はとても最高です!特に、『竜馬がゆく』がすきです!共感者いるでしょうか?

 今日は司馬遼太郎の記念館に来て思うことは、本をとてもたくさんかいているのですごいと思いました。学校では、司馬遼太郎さんのかんけいがある人が来ているので、6年生になったらあってみたいと思いました。ここでまなんだのを学校でいかしていきたいと思いました。ここにまたこればきたいと思いました。(大阪 小4 女性)

 高知けんから来ました。ここには、れきしの本がいっぱいありますね!!わたしは、はじめてきたけど、すごい本のかずがあって、びっくりしました。入口に、もらったしょくぶつラリー(夏休みワークシート〈註〉事務局)がたのしかったです。プレゼントももらいました。また、ここにきたいです。あと、本がいっぱいあるのでよみたいと思っています。つぎくるときも本をよみたいと思います!! (女性)

 初めて来ました。この量の本を見た時、「絵本に出てくるまほう使いの家のようだな」と思いました。上手に表すことができませんが、この量を所持していた司馬遼太郎さんはまほう使いなのでは?なんて思ってしまいます。 (東京・中3)

 館内にいるシミの坂本りょう馬がすごいと思った。私は、司馬さんがすごいと思った。ただすごいだけじゃない。自分が思った事をハッキリ言っているし、りょう馬がゆくなどと長い作品をあきらめずに書いていたからだ。人生には、色々な事がある。たとえば、何かで合かくしなかったり、負けたりしてあきらめる事もあるだろうけれど司馬さんみたいにあきらめないで最後までがんばりたい。 (9才)
 大書架を見上げると自分のちっぽけな悩みがしぼんでいきました。自分はこれからの人生であとどれくらい人や書物と出会い、中身を増やしていけるのだろうか、と考えてみると、ああ、今すぐにでも動き出さねばという気持ちになったのです。
 先日、8月7日、嬉しくも司馬さんと同じ誕生日に1つ年を重ねたばかりです。自らや世間に対しての問いかけを失くさずに、芯を通して生きていきたいと思います。記念館を訪れて決意を新たにすることができました。再訪いたします。
 本日、念願の来館となり感激しています。
 『竜馬がゆく』を30代初めに出会い、今まで存在した偉人の方々と明らかに違う偉人がいた事を知り感動しました。竜馬だけがそれまでの侍と違い、ロジカルにそしてグローバルなビジョンを持って行動している姿は、現代にも通ずるスケールの大きさを感じます。
 現代の社会では、効率とスピードが求められ、竜馬の様な、間合いを持った人物が育ちにくい社会となってきましたが、なんとか社会の流れに合わせすぎず自分の間合いを持ち、そして広い視野を持って行動出来る様努力していきたいと思っています。それも『竜馬がゆく』と出会ったおかげだと思っています。
 福岡県から来ました。「旦那様が司馬遼太郎さんの大ファンなので…」という軽い気持ちでついて来ましたが、本の質を量に圧倒され、自筆の書に感動し(推敲がすごいですね)ました。福岡に帰ったら、旦那様のコレクションを少しずつ手にとって見たいと思います。娘たちもクイズ楽しんでました。
 台湾からきました。日本が好きで、歴史の本、とくに日本、アメリカ、中国の本を読むのが好きです。司馬さんの本すべてにあなたの心が込められています。私の父があなたの本が大好きで、私にくれました。あなたは素晴らしい人です。あなたの本は歴史をより学ぼうとする勇気や強さをくれます。あなたの本は私を助けてくれます。あなたは私が世界のドアを開ける鍵を探すのを手伝ってくれるのです。ありがとう。 (原文英語)
 亡き父の書だなに司馬遼太郎の本が並んでいたのを思い出しました。父はどの作品が好きだったのか…聞けることなら聞いてみて、その作品を読んでみたい気持ちになりました。
 ”人の役に立つ仕事”『将来なりたい自分』を書かされる度、母の言う通りに「人の役に立つ仕事をしたい」と書いていた。どこにもそんな思いはなかった。
 それから5年…10年…大学を出て、大学院に私は居た。”臨床心理士”になる為に、私は大学院に居たのだ。”臨床心理士”になる為に学んでいるのに、目の前には苦悩や自分についての分析が続いた。”人の役に立つ仕事”はどこにあるのだろう…。実は、そんな苦悩や自分についての分析、「日本人である自分とは?」との思いをめぐらせる事を続け、その中で人に会ううちに、自分の苦悩したことが、他者への理解につながっていたのだとわかった。
 「二十一世紀に生きる君たちへ」にも”人の役に立つ仕事”に近いことが書いてある。苦悩や自分についての分析が単なるまわり道じゃないと気づいた。間違いではなかったのだと思う。そのままで良いのだと。
 一年ぶりにまた訪れました。こころなしかこの家に来られる人たちも、海外からの方や若い中高生など、「司馬遼太郎」を見た事のない人たちも、多く訪れるようになったように感じます。今年は先生が常に語られている、「太平洋戦争」が終わって、73年になりました。TVでも「太平洋戦争」を扱う番組はNHKぐらいになって、ここ2,3年でのメディアでの「太平洋戦争」の対する感覚は、どんどん私たち「現代の日本人」からは遠ざかってきている気がします。ことさらに戦争について語るのもどうかと思うのですが、こうして歴史というのは、徐々に『風化』していくものなのかとも、個人的には思ったりします。
 私はこの記念館に終戦の8月に訪れる事で、初めて「戦後」というものを振り返れるような気がします。できるだけこの「歴史」を残して行く事に、助力できればと、私は思っています。それではまた来年!
 海外の方が日本に3000万人訪れるようになったこの時代から。