司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2024年2月

 心の平穏は全ての人が求めていることです。ここは心が落ち着く場所で、静けさ、花々、木々、森、暖かな光、本に囲まれています。ここをつくってくれてありがとう。 (原文英語)
 私は今年で社会人の21歳。父と初めてこの記念館を訪れました。
 高校の時、小阪駅をよく利用していましたが、こんな素敵な場所があったなんて。
 それを知られた感動とともに、勇気や気力をもらうことができました。
 社会人になって今よりももっと成長したい!もっと勉強に励むよう精進します! 
 壁に突きあたったとき、迷ったとき、辛いとき、司馬先生の作品を読み返します。『竜馬がゆく』であったり、『花神』であったり、『坂の上の雲』であったり。今日は来てよかったです。 
 安藤さんのデザインの建物の迫力とデザイン性。そこに司馬さんの本があわさった、すばらしい空間でした。
 普段、ほとんど本を読まないのですが、展示してあった「二十一世紀に生きる君たちへ」、あれは全て読んでしまうくらい読ませる文を書く方なんだなと知りました。
 自分の地元にこんな場所があり、素晴らしい作家がいた事を知れて良かったと思います。 
 建築が好きで、安藤忠雄氏設計の建物が素晴らしいと友人から聞いて、東京から足を運びました。
 事前に司馬遼太郎先生の経歴をふり返る時間を持ち、戦争体験が作品に強く投影されていることを知りました。20代で初めて『竜馬がゆく』を手に取り、何て面白いんだろうと歴史上の人物が生き生きと描かれていることに感銘を受けました。
 また菜の花の季節にお邪魔させて頂きます。近所の方々による菜の花ロードもステキでした。 
 とても印象的な建物Big Libraryだ。そして美しい庭。黄色い花はとても美しくて、私の心を癒した。
 もし、またここを訪れることがあったら、あなたの成したことを理解するために作品を読んでみたいと思う。 (原文英語)
 22才の大学生です。小学生以来の司馬さんと、その作品のファンですが、大学生になってから、司馬さんのご著書と、司馬さんについて書かれたものを読みながら、ちまたで言われているような司馬史観などというものではなく、司馬さんが本当に伝えたかったことは何なのか、本当は何を考えておられたのか、そもそも、一体どのような人物だったのか、そして、司馬さんから、自分は何を吸収すべきなのか、など、以前よりよく考えるようになりました。
 私は、物理専攻ですが、司馬さんから学ぶべき点はたくさんあると思います。分野は違えども、せいぜい40年で、これほど書き、読み、歩き、話した人物の仕事の姿勢、考え方を、その一部でも自分の中に取り入れないことには、もったいなすぎると思いますし、取り入れるだけでなくて、独自の視点、独創的な考え方を得られるよう、日々、高い集中力をもって、努力しなければならないと、この記念館に来て改めて思いました。
 まだまだ〝人間〟司馬遼太郎を追い続ける人生になりそうです。 
 圧倒的な蔵書の量に言葉を失います。生涯をかけても同じ量を読むことは難しい。豊富な知識が司馬先生の作品に深みを出しているのですね。
 私は還暦を前に、日本一周旅行を始めました。先生の『街道をゆく』が私を知らない土地に導いてくれているようにも思います。
 自分の目で見、肌で感じ、色んな方と出会いながら旅を続けます。
 次は司馬先生が〝まほろば〟と呼んだ青森へ。
 4年前の2月、コロナの波が始まる頃に初めて訪れました。私はまだ独身でした。
 本日、2回目の訪問です。大阪出身の妻と二人で来ました。
 この4年間で社会もプライベートも様々な変化がありましたが、この場所が自分にとって精神的な原点のような懐かしさ、安心感を覚えました。
 社会の中にありながら、自らの歩みを進めようと思います。 
 司馬さんは亡くなった母が好きだったので、私も自然に読んでいました。
 司馬さんが亡くなった日にショックを受けながら、母が本屋さんに行きました。そこにすでに「追悼 司馬遼太郎」のコーナーが設けてあったそうです。その時、そこに訪れた人達がお互いすれ違うたびに静かに会釈をしている、それもあまりにも自然な形だったので、その日帰宅して母は「司馬さんのファンがなんてお上品なんだろう」と興奮していたのを、今でもよく覚えています。事あるごとにその話をしていました。今日、ここに来て、その命日が10日後と知りました。あれから28年もたったんだと、驚きました。
 母は15年前に亡くなりましたが、亡くなる最後まで司馬さんの作品を読みつづけていました。今日ようやく私も来られて本当によかったです。
 まだまだ読みたい作品がたくさんあります。私も「上品な司馬さんファン」でいられるように、これからも読み続けたいと思います。今日はここにこられてよかったです。 
 大阪、京都旅行の最後の旅程。建築に関心があれば、安藤氏の建築は通り過ぎないだろう。先ほど中之島のこども本の森にも立ち寄った。どちらも図書館であるが、ぜひ行ってみるべきだ。こども本の森は本を読む「子ども」が主人公であるが、ここは本自体が主人公のようだ。コンクリートの壁と壮大な本の山に頭が下がる。この文を誰かが読んで、ちょっと思索にふけってくれたらと思う。 (原文韓国語。翻訳アプリを使用しました)