司馬遼太郎フェローシップ
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(敬称略)
第26回フェローシップ(2022年度)
平田 京妃
「ベトナムの文化から考察する健康・ダイエット」
※「遼」91号にレポートの要約が掲載されています。
第25回フェローシップ(2021年度)
第24回フェローシップ(2020年度)
畠田 桜和
「組織運営や内部抗争に見る新選組」
※「遼」83号にレポートの要約が掲載されています。
第23回フェローシップ(2019年度)
第22回フェローシップ(2018年度)
西島 春乃
「大坂の俠客、明石屋万吉の生き方 ―― 幕末から現代へのメッセージ」
また、『俄 ―― 浪華遊俠伝』を文楽の狂言として戯曲化したいと思っている。
※「遼」75号にレポートの要約が掲載されています。
第21回フェローシップ(2017年度)
西脇 彩央
「横井大平と熊本洋学校 ~ 歴史に埋もれた礎を探る ~」
各地の図書館や博物館を訪ね、日記や書簡などの文献資料を調査することで、横井大平の小楠との関わり、留学生活、熊本洋学校設立への思い、熊本洋学校の生徒たちが近代日本社会の形成に与えた影響、あわせて幕末の志をいだく若者の気分などを考察したい。
※「遼」71号にレポートの要約が掲載されています。
第20回フェローシップ(2016年度)
谷 倖帆
「戦国最大の鉄砲集団・雑賀党の始まりから終わりまで」
雑賀党がどのような経緯で和歌の浦周辺に居住するようになったのか、雑賀党が日本史の表舞台に現れて消えるまでの軌跡を関連する土地へ足を運んで調査したい。
今回の調査で雑賀党に注目することにより、天下に立ち向かった人々の強さを伝えたいと考えている。
※「遼」67号にレポートの要約が掲載されています。
第19回フェローシップ(2015年度)
沈韻之
「華族女学校と振華女中から見る中日近代女子教育」
明治時代の日本の女学校は「良妻賢母」が教育目標であり、学校教育を受けても妻や母親としての社会的価値しか認められなかった。近代中国の女子教育は社会進出をめざすもので、卒業生は教育、医療、科学、文学など様々な分野で活躍している。
日本の華族女学校と中国の振華女中の二つの女学校のカリキュラムの内容、校則・校訓、卒業生の進路、社会的影響、近代化の過程を調べ、中国と日本の近代女子教育観念の異同を比較したい。
※「遼」63号にレポートの要約が掲載されています。
西脇祥子
「先人たちの『遺産』千枚田を巡る」
司馬さんの言葉を胸に高知・檮(ゆす)原(はら)の千枚田を訪れ、オーナー制度を取り入れ、代々千枚田を営んできた方々と他地方からの新たな農業従事者が協力して千枚田を守っている新しい農業のかたちを知った。
減反政策やコメ消費の減少、農家の高齢化などによって千枚田の多くが耕作放棄地となっている今、各地の千枚田を訪れ、農業を営む方々の千枚田への思い入れや手入れ方法などを調べ、オーナー制度も含めて千枚田を守る手段について考えたい。
※「遼」63号にレポートの要約が掲載されています。
第18回(2014年度)
石井宏樹
「オスマンの古民家と、植物の彩色絵を巡る旅」
今度はトルコの古民家をめぐって彩色絵を探し、文明としてのオスマンが持つ魅力、普遍性、人々の生き方を探り、文化性や一つの文明としての性質を明らかにしたい。大家族のための家である古民家をめぐることで家族の持つ普遍性のようなことが見つかるのではないかと考える。
※「遼」59号にレポートの要約が掲載されています。
第17回(2013年度)
曽我しずく
「『街道をゆく』から35年後の砥部焼の現状・愛媛文化の特徴について」
戦後の砥部焼復興から現在に至るまでの過程を調査し、そのうえで他の地域の焼き物の窯元も訪れ、砥部焼との比較を通じて、砥部焼の個性について考察したい。
あわせて愛媛全体の風土、県民性、文化の特徴を調査し、伊予に他県人への排他性がないことの理由を考えつつ今後の文化の生かし方を検討したい。
※「遼」55号にレポートの要約が掲載されています。
第16回(2012年度)
伊藤遥
「ボルネオで地球環境を考える」
ボルネオ島のマレーシア・サバ州の熱帯雨林は世界で最も生物多様性の高い場所である。だが、森林伐採やパーム油生産のための大規模農園の拡大により熱帯雨林は失われ、ボルネオにしかいないオランウータンやテングザルは絶滅の危機に瀕している。現地ではオランウータン・リハビリテーション・センターやパーム農園、自然保護区などを訪れ、『二十一世紀に生きる君たちへ』に書かれた「自然へのすなおな態度」を胸にきざみながら、問題をいかに解決できるか考えたい。
※「遼」51号にレポートの要約が掲載されています。
東康太
「ロシアにおける日本の食文化の普及と理解度の調査・研究」
ロシア語を専攻し、ロシア料理店でアルバイトを続けた経験から、「食」はもっとも身近でとっつきやすい異文化交流だと、体で感じている。大阪大学と提携するサンクトペテルブルグ大学の学生と協力し、事前にロシアにおける日本の食文化の意識についてアンケートを行い、その後現地で日本食に関する書籍を置いている書店での聞き取り調査、外食産業の視察などの実地調査を行いたい。
※「遼」51号にレポートの要約が掲載されています。
第15回(2011年度)
井上茉耶
「ロシア正教徒の目から見る山下りんのイコン」
※「遼」47号にレポートの要約が掲載されています。
岩見有希子
「現代における中国内陸部の生活について」
※「遼」47号にレポートの要約が掲載されています。
第14回(2010年度)
海野大和
「滋賀県志賀町守山地区の里山の今日的変容」
人の入らなくなった里山ではマツが枯れ、弥生時代以前のような照葉樹林が広がるという。私はこの言葉をもとに、滋賀県志賀町守山地区の里山をフィールドとして、昭和初期から現在にいたるまでの変容を生態学(植生の変化)と民族学(地元住民の生業の変化)の視点から調査したい。調査を通して、里山のもつ治水や生物多様性保全といった環境的効果と、農林業を支える財としての経済的効果を把握したい。その総合的な結果を、司馬先生の言葉とすりあわせ、私なりの里山の将来像を描きたい。
※「遼」43号にレポートの要約が掲載されています。
山﨑典子
「ドゥンガンの歴史と現在-中央アジアに住む中国ムスリムの末裔」
このような非イスラーム諸国に居住するイスラーム系少数民族はどのようなアイデンティティをもっているのか、多様な民族、宗教、文化が混交、交錯する中央アジアにおいて回族が果たしてきた役割は何かを、ドゥンガン人集住地域のフィールドワークを通して考えたい。その成果を、中国・中央アジアの歴史や文化、イスラームや民族問題に関心のあるすべての人に発信したい。
※「遼」43号にレポートの要約が掲載されています。
第13回(2009年度)
川本悠紀子
「『最後の晩餐』の図像を読み解く-イエスはいつ座ったか」
※「遼」39号にレポートの要約が掲載されています。
第12回(2008年度)
鈴木愛瑠
「フィリピンのストリートチルドレンの現状について」
※「遼」35号にレポートの要約が掲載されています。
第11回(2007年度)
堅田智子
「ザビエルや信長から連想する近江の『堅田』」
※「遼」31号にレポートの要約が掲載されています。
小磯匡大
「ユーラシア北東部狩猟民の神話的思考-クマ送りを例に」
※「遼」31号にレポートの要約が掲載されています。
第10回(2006年度)
赤川裕紀
「『橋と都市』ブルックリン橋とニューヨーク」
※「遼」27号にレポートの要約が掲載されています。
菅 恵
「幕末福岡藩に生きた人々~新時代に乗り遅れたある藩の姿」
しかし当時の家老の日記には、対立する間柄にもそれぞれに多くの立場があり、均衡を保とうとした人々の姿があった。彼らが何を思い、また何に突き動かされて藩政に携わったのかを図録にまとめることによって、ほとんど知られることのない幕末福岡藩の歴史を描く。
※「遼」27号にレポートの要約が掲載されています。
第9回(2005年度)
谷明憲
「中国少数民族・ナシ族への思い」
※「遼」23号にレポートの要約が掲載されています。
第8回(2004年度)
涌井健策
「土地と文明~日本・オランダをめぐって~」
アムステルダムの再開発地区、ロッテルダムのキューブハウスなどを調べて、自然調和型の効率的土地利用法を考える。
また、21世紀の私たちと土地との関係から、未来にあるべき姿を探る。
※「遼」19号にレポートの要約が掲載されています。
第7回(2003年度)
佐野尭
「『はな』-明治の時代精神を体現した女性の研究-」
※「遼」15号にレポートの要約が掲載されています。
權義文
「中国内蒙古の『日蒙』『蒙日』辞書作成」
※「遼」15号にレポートの要約が掲載されています。
第6回(2002年度)
須藤義人
「弥勒仮面が来訪した『海上の道』を探る 黒潮の流れに沿って『南波照間島』伝説から弥勒信仰へと結ぶ視点」
※「遼」11号にレポートの要約が掲載されています。
高橋宏幸
「地域からの創造-パブリックシアターの研究について」
※「遼」11号にレポートの要約が掲載されています。
第5回(2001年度)
該当者なし
第4回(2000年度)
西條博子
「変革を生きた中央アジアの若者たちはいま」
※「遼」4号にレポートの要約が掲載されています。
松尾一郎
「ロシア極東における森林に依存する少数民族の状況」
※「遼」4号にレポートの要約が掲載されています。
第3回(1999年度)
守屋靖裕
「金剛峰寺所蔵の諸尊仏龕を請来したのは空海か?」
※「遼」3号にレポートの要約が掲載されています。
長谷川悠里
「日伊の歴史教科書比較-特に“別国期”について-」
※「遼」2号にレポートの要約が掲載されています。
柏木舞子
「離島の『商い』実態調査-沖縄県・八重山諸島-」
※「遼」2号にレポートの要約が掲載されています。
第2回(1998年度)
佐野一道
「モンゴル語劇 草原に帰る日」
※「遼」5号にレポートの要約が掲載されています。
第1回(1997年度)
本間新
「草原への夢」
※「遼」3号にレポートの要約が掲載されています。
瀬川智子
「坂本龍馬と土佐」
※「遼」5号にレポートの要約が掲載されています。
李里花
「司馬遼太郎さんが在日コリアン三世の私にくれたもの」
※「遼」2号にレポートの要約が掲載されています。