「街に菜の花を咲かせよう 2.12菜の花忌」運動
司馬遼太郎の命日である菜の花忌(2月12日)が近づくと、多くの人たちが参加して記念館の敷地内や周辺の街角、通りが菜の花で彩られます。
東京と大阪で毎年、交互に開かれる菜の花忌シンポジウムや講演会の会場を飾る菜の花がきっかけでした。記念館が開館した2001年からは記念館の中にも菜の花を飾りました。できれば周辺にも咲かせることができたら、という記念館の提唱に自治会や学校、ボランティアの皆さんが応え2004年夏、「春一番に菜の花忌の会」が発足しました。
毎年、秋口から、会の皆さんが町内会などに呼びかけ、家庭や学校で種をまいて準備を始めます。1月末から4月にかけて咲く“都会の菜の花”が、来館者の皆さんや東大阪市の人々に、一足早い春の香りを届けます。