司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人800円、高・中学生400円、小学生300円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2024年12月

 とにかく、蔵書量が圧倒的。司馬先生の本も、資料本も、ずらっと列になって並んでいる。見上げていたら首が痛い。これらすべてに目を通すのには、何年かかるのだろうか。
 果てのない情報量にきっと頭はパンクする。が、きっととても有意義で楽しい時間となることは間違いないと思う。久々に本が読みたい。
 司馬先生がここに納められている資料や蔵書に触れ、読み、多くの本を書かれたことをおもうと感動しました。先生の本をもっと読みたいと思うことができる素敵な空間でした。
 先月、母が97才で旅立ちました。
 記念館に刻まれた母の名前を見て涙が出ました。「二十一世紀に生きる君たちへ」私は小学校教諭として2度程教材として授業を行いました。司馬さんの思いを子供たちに伝えられるような授業ができたか自信がありません。自分の勉強不足を悔やみます。
 どうか多くの人に「二十一世紀に生きる君たちへ」の思いが伝わりますように。
 今、21世紀を生きる私達は、司馬先生のことば通りに生きているだろうか。
 もう一度考えてみたい。本能ではなく、訓練すること、人に優しく、自分に厳しく。
 近所の高校に通い、司馬先生が散歩しているお姿を教室の窓からいつも拝見していました。この場所にこれてよかったです。 
 「推し活」という言葉が市民権を得て久しいですが、自分には無縁のものだと思っていました。ですが、最近ふと思ったのですが、司馬先生の作品の再読を含めて多く読み、この記念館に何度も足を運んでいる自分のこの行為こそ「推し活」なのですね。
 司馬作品を契機として、教育への道、歴史研究への道を歩んだとこのノートに書いている方がおられます。私もご多分に漏れず、ある意味、その一人で、大学は史学科へ進み、中学、高校の教育免許を取得しました。「ある意味」と書いたのは、結局、その道とは違う方向へ行き、一会社員として三十年以上生きてきたからです。とはいえ、歴史を学び、教育について探究したことが、会社員としての自分には役立っています。それ以上にやがて定年を迎えたとき、市井の歴史家として(ほんの端くれですが)生きていこうという目標を得ることができました。司馬先生のおかげと言っても過言ではないでしょう。
 今後も司馬先生の著作を読む、探究するという「推し活」を続けていきたいと思います。
 と、ここまで書いてきて、天井を見上げた時、太鼓の心地よい音が響いてきました。今から、桂南光一門会の寄席を楽しみます。生で落語を聴くなんて、初めての体験です。これも司馬先生、司馬作品、そしてこの記念館がつむいでくださった縁でしょうか。
 おあとがよろしいようで。
 先生、私80才になりました。
来館するのは、最後かもしれません。
門前仲町の本屋で『竜馬がゆく』に出会ってから68年?になるでしょうか。
今人並みに生活が出来ているのは、あの出会いのおかげです。大学を〝ヤメル〟と決めた日でした。
『竜馬がゆく』を読んで、〝ヤメル〟を〝ヤメタ〟のです。
ありがとうございました。
 初めて司馬遼太郎さんの本を読んだのは中学生の時。
 当時はわからない言葉も多く、意味を調べながら読んでいました。
 今回ようやく来館することができました。見るところはたくさんあるのですが、ずっと眺めていたいくらいです。
 歴史との向き合い方、これからの時代との向き合い方、いろいろ考えることをやめないようにしていきたいです
 何年ぶりになるか…わかりません。初めて来たのは、20年以上も前。そのときの感動は今も変わらず、ここにありました。
 たかが小説、物語、とは言いますが、これだけの資料、文献をもとに創られ、ひとつの歴史の見方をこの世に生み出されたと所以がよくわかります。
 恥ずかしながら、買ったまま読了できていないものもあるため、少しずつ手にとっていきたいと思っています。また来ます。
 司馬先生の本を読んだことがないのですが、「日本人とは何か?」という問いに興味を持ちました。また、執筆した作品が22歳の自分への手紙だったことに驚きました。まずは1冊読んでみます。
 司馬さんのお姿は、私が高校生の頃、奥様と散歩されているのを見かけました。白髪の静かなおじさん、という印象でした。
 本日、来館して、感銘を受けました。本を読みたい、歴史の国へ行きたいです。
 これらの蔵書から生み出された数々の作品たちに敬意をもって向かうきっかけをもらいました。
 キラッ☆キラッと光る「司馬語」が大好きです。よき文章に触れ、自らを豊かにできたらと思います。 
 父が司馬さんの本を愛読しています。
 私は小学生の時に教科書に掲載していたモンゴルの星空の素晴らしさが文章だけで十二分に伝わってきたことを今でも鮮明に覚えています。これだけの本があると圧倒されます。
 安藤先生の光の取り入れ方の素晴らしさにも感動致しました。