司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人800円、高・中学生400円、小学生300円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2024年10月

 千葉県から来ました。幕末・明治が好きな私にとって、司馬先生の小説は心の友です。高校生の頃に『竜馬がゆく』を読んで以来、先生の本は私の愛読書になりました。今回訪れて、司馬先生の、本を執筆するにあたっての研究、空間を埋めつくすほどの本の量に圧倒されました。まだ、「二十一世紀に生きる君たちへ」を読み、これからの自分の生き方を考えさせられました。
 これからも司馬先生の本を読み続けます!来れてよかったです。
 埼玉からのひとり旅行で訪れました。安藤忠雄さんの建築目当てで来ました。ずらっと並んだ本たちをみて、そこではじめて司馬先生が父が昔みていた大河ドラマの原作者であるあの司馬さんか…!と一致しました(失礼)。まるで図書館のように資料や文献を集め、辞書でわからないことの全てを探しだすと映像をみて、いかに自分がデジタルにたよっているか、思い知らされました…。
 このノートに書かれたみなさんの思いを読んでとても心あたたかくなりました。歴史を知らないにわかではあり笑われそうですが、家に帰ったら父にこの記念館のことを話してみようと思います。
 コンクリートに緑の草木たち、夢のような本棚をみられてよかったです。
 初めて来ました。家族が司馬先生の大ファンでたくさん本があります。『台湾紀行』を読み、すっかり私も先生の本が好きになりました。大きな大きな書棚に圧倒され、先生のすごさを実感しました。もっともっと司馬先生の本を読み続け、勉強したいと思いました。
 私は司馬遼太郎作品は随筆、エッセイしか知りません。古書店で見つけて以来、この表現豊かな人物はどのような方なのかと、学生時よりずっと思っておりました。
 今回初めて来て、日本のこと、歴史のこと、宗教のこと…非常に多角的な面で「想って」おられる方なのかと認識いたしました。
 今度は小説にも触れてみたいと思います。
 学生時代に司馬遼太郎先生の著作を読み、社会人となり、再び、読み返しています。
 数年前に記念館が存在するということを知ってから、一生涯の内に一度は訪れたい、と思っていて、漸く本日、来館することが出来ました。
 初めての大阪へのひとり旅になります。何の為に関東から関西に行こうと思ったのか?それは司馬遼太郎記念館を訪れたい、という思いからです。
 これからも、先生の著作を読み続け、沢山の人達の為に、力を尽くして行きたい、と思っています。 
 今回で3度目、ちょうどNHKで「坂の上の雲」が再放送され、今回初めて録画して観ることに…。すると、当時の日本の息づかいが、心を動かし、やはり原作を読んでみたいと8巻全部(文庫)を買いに来ました。雨あがりの庭木が気持ちよく、世界でおこる争いや紛争、を洗い流してほしいと願いました。
 ある若い知人にすすめられて『空海の風景』を読了しました。読み進めながら、読み終わるのが、とても淋しく感じられる程に、空海の生きた時空に没入しておりました。
 以前より、もし無人島に何か一つだけ読むものをもっていくとしたら何をもっていくだろうか、と考えた際に、ふと〝世界史の書かれたもの〟を思い浮かべたことがあります。世界のある時、どこかで生きていた人の、営みとその人が考え発した言葉が描かれ、残されたもの。人間が人間であることの足跡。司馬遼太郎先生が残された膨大な物語と、その世界は、若い自分の私自身が無人島にもっていきたいと願ったそのもの、のような気がいたします。
 この記念館に来館し、時と空間を超越して思いを巡らせることができました。静かな感動を、このさきずっと温かく持ち続けていきたいと思います。
 初めて来ました。最近は「坂の上の雲」の再放送を見ています。歴史の積み重ねがあり、今があると思うといつもすごいなぁと感じて、歴史を知りたいと思うのですが、なかなかそこにふれられません。しかし、こうして見たり聞いたり足を運んだりしてふれることで少しずつつなぎあわせて理解を深めようと思います。「すなおでかしこい自己」をいつか確立できるように少しずつ学びすすめます。
 また「助け合い」「たのもしく」生きられるよう、日常を大切にしていきたいものです。また来ます。
 「旦那も好きだねぇ…」
 目の前に〝寝待りの藤兵衛〟が居ればそう言って笑われるかもしれません。今年だけで8回目の来館となります。
 『竜馬がゆく』を高校の図書室で手にしてからはや四十年。以来同作だけでも五回は読み返しましたが、その時々の年齢、社会的立場、家族のあり方まで異なった受け止め方ができるのが司馬作品ならではですね。例えば『坂の上の雲』なら、若い頃は「子規パート」を退屈に感じましたが、今はその良さが分かります。この前も秋の空を見て一句詠んだくらいです。
 これからも司馬作品を読み続け、司馬さんの境地に一歩でも近づいていきたいと思います。いや近づけていますでしょうか。
「旦那、それは気のせいでございますよ」と藤兵衛に笑われるかもしれません。
「藤兵衛、おまんはこの書架の蔵書を見て何も思わんがか、だからおまんは…」と言い返してやりますがね。
 雨の日は初めてです。今から岸本葉子さんの講演「AIと俳句」を楽しみたいと思います。
 茨城より、念願のこの地へ親友と来る事が出来ました。
司馬さんの作品を、14年前パートナーに言われ、ここまで、自分の力になってくれるとは、正直、考えていませんでしたが、愛する人を失ったり、様々な事を経て、ようやく今だからこそ、その有難みを感じています。それは、今後もきっと変わらないでしょう。深い、感謝を込めて。 
 父が『竜馬がゆく』が好きであったので訪れた。
 人生、困難や災難は畳み掛けるのが常である。
 そのような世界でも惰性で生きるのには長すぎる。
 「人」のあり方、深く考えた。若輩者の今だからこそ、今日の経験を胸に刻む。
 小学5年の頃に、父から初めて『竜馬がゆく』をもらって以降、司馬先生の作品を読むようになりました。当時は、文章の表現方法や難読漢字に苦戦していましたが、知的好奇心がくすぐられ、学びを深めることが出来ました。
 大好きな祖父とも司馬先生の作品を通して、共通の思考を理解することが出来ました。
 24歳の私には、まだまだ読み、学べていない作品があります。数年後、また違った知見で訪れたいです。
 ずっと訪れたいと思い、今日やっと足を運ぶことができました。森の中にあるような素晴らしいお家で司馬さんに少しふれることが出来たような気がして嬉しかったです。「二十一世紀に生きる君たちへ」が大スキですが、他の沢山の本も読んでいけたらと思います。
 高校生の時、初めて司馬さんの『竜馬がゆく』を読みました。それ以降、ほとんどの司馬作品を読んできました。初めて記念館に来ることができ感激しています。
 司馬さんは、主人公を通してその時代を描写するのが、読む側として、日本人とは?という大きなテーマにあっている気がします。
 退職して現在技術コンサルティングをしていますが、〝日本人とは?〟という大きなテーマにこれから研究したいと思っています。