菜の花忌について
2月12日は司馬遼太郎の命日「菜の花忌」です。司馬遼太郎は野に咲く花、とりわけタンポポや菜の花といった黄色い花が好きでした。『菜の花の沖』という長編小説があることにも由来します。
記念館の書斎の前には、直径1メートルほどのヒューム管があります。司馬遼太郎はここに菜の花を植え、春の開花を楽しみにしていました。このあたりは、小さいながら雑木林風の庭になっていて、今も同じようにボランティアの皆さんが菜の花を植え、来館者をお迎えしています。
また、この日の前後には、1997年以来、毎年、東京と大阪交互にシンポジウムや講演会を開いています。会場に全国から贈られる菜の花約3500本が飾られ、終了後、入場者にお配りするのが恒例になりました。記念館やその周辺の道路にも菜の花が飾られ、この日の来館者にプレゼントしています。
これまでの菜の花忌シンポジウム開く
- 第27回菜の花忌シンポジウム 2024年2月12日
【会場】文京シビックホール
【テーマ】「『街道をゆく』―― 過去から未来へ」
【パネリスト】磯田道史、今村翔吾、岸本葉子各氏 司会:古屋和雄氏
【掲載号】一部内容を「遼」91号に掲載します。
- 第26回菜の花忌シンポジウム 2023年2月12日
【パネリスト】安部龍太郎、磯田道史、門井慶喜、木内昇各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東大阪市文化創造館
【テーマ】「生誕100年 司馬作品を未来へ」
【掲載号】一部内容を「遼」87号に掲載しています。
- 第25回菜の花忌シンポジウム(無観客開催) 2022年2月12日
【パネリスト】磯田道史、澤芳樹、澤田瞳子、村上もとか各氏 司会:古屋和雄氏
【テーマ】「『胡蝶の夢』――新型コロナ禍を考える」
【会場】有楽町よみうりホール
【掲載号】一部内容を「遼」83号に掲載しています。
- 第24回菜の花忌シンポジウム 2020年2月14日
【掲載号】一部内容を「遼」75号に掲載しています。
【テーマ】土方歳三と河井継之助--『燃えよ剣』『峠』より
【会場】東京・よみうりホール
【パネリスト】小泉堯史、黒川博行、星野知子、磯田道史各氏 司会:古屋和雄氏
- 第23回菜の花忌シンポジウム 2019年2月16日
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼」71号に掲載しています。
【パネリスト】安部龍太郎、磯田道史、佐藤優、澤田瞳子各氏 司会:古屋和雄氏
【テーマ】『梟の城』-忍者の世界をどう読んだか
- 第22回菜の花忌シンポジウム 2018年2月16日
【テーマ】『燃えよ剣』『新選組血風録』-人は変革期にどう生きるか
【パネリスト】浅田次郎、磯田道史、木内昇、原田眞人各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・よみうりホール
【掲載号】一部内容を「遼67号」に掲載しています。
【_wp_old_date】2018-10-23
- 第21回菜の花忌シンポジウム 2017年2月18日
【テーマ】『関ケ原』――司馬遼太郎の視点
【パネリスト】原田眞人、葉室麟、伊東潤、千田嘉博各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼63号」に掲載しています。
- 第20回 2016年2月20日
【テーマ】司馬作品を語りあおう――今の時代を見すえて
【パネリスト】辻原登、片山杜秀、磯田道史、東出昌大各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼59号」に掲載しています。
- 第19回 2015年2月7日
【パネリスト】安藤忠雄、 伊東潤、 磯田道史、 杏各氏 司会:古屋和雄氏
【テーマ】乱世から乱世へ――『城塞』から考える
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼55号」に掲載しています。
- 第18回 2014年2月1日
【テーマ】この時代の軍師――『播磨灘物語』から考える
【パネリスト】磯田道史、松本健一、諸田玲子、和田竜各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】文京シビックホール
【掲載号】一部内容を「遼51号」に掲載しています。
- 第17回 2013年2月9日
【テーマ】混沌の時代に――『竜馬がゆく』出版50年
【パネリスト】芳賀徹、安藤忠雄、内田樹、真野響子各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼47号」に掲載しています。
- 第16回 2012年2月18日
【テーマ】3.11後の『この国のかたち』
【パネリスト】佐野眞一、高橋克彦、赤坂憲雄、玄侑宗久各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼43号」に掲載しています。
- 第15回 2011年2月12日
【テーマ】司馬遼太郎のたいまつ――われわれが受け継ぐべきもの
【パネリスト】養老孟司、安藤忠雄、姜尚中、磯田道史各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼39号」に掲載しています。
- 第14回 2010年2月13日
【テーマ】『坂の上の雲』と日露戦争
【パネリスト】篠田正浩、黒鉄ヒロシ、松本健一、加藤陽子各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼35号」に掲載しています。
- 第13回 2009年2月22日
【テーマ】『坂の上の雲』――正岡子規とその時代の明るさ
【パネリスト】中村稔、篠田正浩、安藤忠雄、関川夏央各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼31号」に掲載しています。
- 第12回 2008年2月12日
【テーマ】『街道をゆく』――この国の原景
【パネリスト】井上ひさし、佐野眞一、諸田玲子各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼27号」に掲載しています。
- 第11回 2007年2月12日
【テーマ】司馬作品の輝く女性たち
【パネリスト】田辺聖子、出久根達郎、岸本葉子各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】NHK大阪ホール
【掲載号】一部内容を「遼23号」に掲載しています。
- 第10回 2006年2月25日
【テーマ】『坂の上の雲』――日本の青春
【パネリスト】井上ひさし、関川夏央、芳賀徹、山崎正和各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼19号」に掲載しています。
- 第9回 2005年2月12日
【テーマ】日本人を考える 【司会】古屋和雄氏
【講演】「土地と日本人」講師:安藤忠雄氏
【講演】「日本人と自己」講師:養老孟司氏
【会場】大阪・サンケイホール
【掲載号】一部内容を「遼15号」に掲載しています。
- 第8回 2004年2月12日
【テーマ】変革の時代のひとびと――幕末維新と21世紀 【司会】古屋和雄氏
【パネリスト】河合隼雄、井上ひさし、松本健一、森まゆみ各氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼11号」に掲載しています。
- 第7回 2003年2月12日
【講演】「司馬遼太郎の日本語論」講師:中西進氏
【テーマ】大阪について 【司会】古屋和雄氏
【対談】「大阪と司馬遼太郎さん」 田辺聖子、藤本義一各氏
【会場】大阪・サンケイホール
【掲載号】一部内容を「遼7号」に掲載しています。
- 第6回 2002年2月12日
【テーマ】『二十一世紀に生きる君たちへ』 【司会】古屋和雄氏
【パネリスト】安藤忠雄、井上ひさし、養老孟司各氏
【会場】東京・日比谷公会堂
【掲載号】一部内容を「遼3号」に掲載しています。
- 第5回 2001年2月12日
【テーマ】『菜の花の沖』を考える 21世紀を見つめて 【司会】古屋和雄氏
【インタビュー】NHKドラマ「菜の花の沖」 竹中直人、鶴田真由各氏
【講演】「高田屋嘉兵衛と日本」講師:松本健一氏
【会場】大阪・サンケイホール
- 第4回 2000年2月12日
【テーマ】『この国のかたち』を考える 20世紀から21世紀へ 【司会】古屋和雄氏
【パネリスト】井上ひさし、川勝平太、関川夏央、青木彰各氏
【会場】東京・日比谷公会堂
- 第3回 1999年2月12日
【テーマ】司馬遼太郎との対話 【司会】古屋和雄氏
【講演】「映画『梟の城』制作について」講師:篠田正浩氏
【講演】「司馬さんの小説宇宙」講師:田辺聖子氏
【会場】大阪・サンケイホール
- 第2回 1998年2月12日
【座談会】「竜馬と司馬遼太郎」 井上ひさし、檀ふみ、永井路子、松本健一各氏 司会:古屋和雄氏
【会場】東京・国際フォーラム
【掲載号】一部内容を「遼77号」に掲載しています。
- 第1回 1997年2月12日
【講演】「司馬史観と今の日本」講師:田中直毅氏
【鼎談】「私たちの司馬さん」 安野光雅、井上ひさし、姜在彦各氏 司会:青木彰氏
【会場】大阪・ロイヤルホテル
【掲載号】一部内容を「遼76 号」に掲載しています。