「登場するすべての人物から『坂の上の雲』を観る」展
記念館の企画展はこの秋から、作品の登場人物に焦点をあてた「坂の上の雲 」Ⅱにかわります。
正岡子規、秋山好古、秋山真之という3人が主人公ではありますが、原作の冒頭に「この物語の主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれない」とあるように、近代化にからむ多くの人々が描かれています。
日本だけでなく、ロシア、中国、アメリカ、イギリス、ポーランドなど世界各国に及んでいます。それぞれの立場で行動した人々、あるいはそれらの人々の頭に浮かんだ歴史上の人物をもチェックしました。皆さんは何人だとお思いでしょうか。その答えは記念館の地下にすべての人物を書き込んだ縦4.5ｍ、横2.8ｍの巨大タペストリーをつり下げます。ぜひお確かめください。
このほか、展示ケース壁面では、産経新聞連載時に描かれた下高原健二さんの挿し絵や引用文を使って主要人物を紹介、自筆原稿として「旅順総攻撃」の章、「あとがき二」および原作に関連するエッセイ「書生の兄貴」、さらに子規、秋山好古、真之などの自筆の書も初公開で展示します。
【主な展示品】
・司馬馬遼太郎自筆原稿「旅順総攻撃」の章
・「あとがき二」（初公開）
・「書生の兄貴」（初公開）
・秋山好古 自筆扁額（初公開）
・秋山真之 自筆扁額（初公開）
・正岡子規 書簡 （初公開）
・東郷平八郎 扇面幅（初公開）
・日露戦争絵はがき（初公開）
【開催期間】2010年11月2日(火)～2011年5月29日(日)
これまでの企画展開く
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「登場するすべての人物から『坂の上の雲』を観る」展
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