司馬遼太郎記念館

企画展

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

企画展「司馬遼太郎『空海の風景』」



『空海の風景』は1973(昭和48)年1月から「中央公論」に2年9カ月にわたって連載されました。挿し絵は須田剋太氏。来年で『空海の風景』の初版発行から50年、また、今年は空海生誕1250年の年でもあります。

空海(774~835)は唐唯一の密教の正統者である恵果から体系的な密教を伝授され帰国、高野山を開きました。司馬遼太郎は、日本史の中で空海だけが世界観をもった思想家で、その思想は世界に通用する、と指摘しています。

空海は、仏教がすぐれていることを戯曲で表した最初の著作である『三教指帰(さんごうしいき)』、空海が最澄にあてた3通の自筆の書簡である「風信帖(ふうしんじょう)」、空海の漢詩などが収められた『性霊集(しょうりょうしゅう)』、あるいは弟子が空海の死後、晩年の言行をまとめた『御遺告(ごゆいごう)』などを遺しています。その空海の思想、足跡、身辺、時代相、地理環境などを筆者の風景とすることで、空海の実体に迫った作品が『空海の風景』で、その『空海の風景』と一連の歴史小説で1975年度の日本芸術院恩賜賞を受賞しました。

展示では、空海の足跡を地図で壁面いっぱいに表示します。床面には、推敲の跡がわかる自筆原稿、日本芸術院恩賜賞の賞状と賞牌(初公開)、自筆色紙、執筆の際のメモなどを展示します。

会期 2024年7月23日(火)~2025年4月20日(日)

主な展示品
・自筆原稿『空海の風景』
・須田剋太氏挿し絵
・自筆原稿「空海の幻影」(エッセイ)
・司馬遼太郎蔵書『弘法大師全集』 初公開
・自筆色紙(空海が最澄にあてた手紙の一部を書いたもの)初公開
・「高野大師行状図画」2巻、4巻
(全6巻。複製。原本は高野山地蔵院所蔵)     など

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